2014年11月13日

今日の一枚 その64:イスを投げる人々

望ましくないことですが、プロレスの興行では試合の流れで
しばしば会場の備品が壊れることがあります。

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名古屋鶴舞スポルティーバアリーナ(閉鎖)では、場外乱闘時に
対戦相手をトイレの扉に叩き付けることがよくあり、いつの間
にか、会場でもっとも傷みの激しい場所となりました。

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同会場閉鎖直後の、トイレの扉です。


また、机やイスなども凶器として多用されたため、満員時には
歪んだイスに座らなければならない時もありました。

団体の持ち物の常設会場であれば、ある程度の破損は容認される
傾向がありますが、使用料を払って借りる会場の場合はそうは
いきません。

KAIENTAI DOJO(当時)の滝澤大志が、かつて札幌テイセンホールの
壁に穴を開けてしまった際、修繕費のための募金活動を行った
こともあるほどです。

壁ほどではないにせよ、イスの破損時には金銭的補償責任が
発生する場合があります。サムライTVの大日本プロレス中継で
登坂栄児本部長が「後楽園ホールのイスは壊すと1脚5250円」と
述べたことがありました。

決して安価なものではないため、扱いには気を付けなければ
なりません。

ですが、選手が観客にリングへイスを投げ入れる様に指示した
ことがありました。かつてECWで発生した現象ですが、それを
日本、それも三重県で行われたのです。

2009年5月に、三重県人権センター多目的ホールで開催された
XWFのメインイベントの6人タッグでは、
「スペクテイター・スローズ・イン・ザ・チェアーマッチ」
と題され所定の時間が経過後、指示があった際には、観客が
イスをリングへ投げ入れる様にアナウンスがされました。

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最初は通常のハードコアマッチとして試合が進められ、
時間が経過すると、観客がイスをリングへ投げ入れて
スタンディング観戦になりました。

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埋め尽くされたイスへ雪崩式ブレーンバスターや
パイルドライバーで選手が落とされていく様は
壮観でした。

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イスを見たところ「愛知県立常滑高等学校」の刻印が
されていました。かなり古く、サビや傷みが目立つもの
ばかりだったので、おそらくは払い下げなどで譲渡
されたイスだと思いますが、かつて学校で使用された
イスがプロレス、しかもハードコアマッチで激しい
使い方をされるのは不思議な感覚を受けました。

関連する観戦記
5/10 XWF 三重県人権センター多目的ホール
7:金村キンタロー 折原昌夫 佐藤耕平 vs 田中将斗 黒田哲広 ドン・フジイ



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posted by たこ焼きマシン at 01:05| Comment(0) | 今日の一枚